非破壊検査について

PS200システムの作動原理は、交流磁場方式(電磁誘導方式)によります。
以下の条件で精確に探査が可能です。

所定の鉄筋径(JIS G3112)
透磁率85〜105
鉄筋はスキャナーの操作方向に正しい角度(±10°)で配筋
コンクリート駆体表面は滑らか

鉄筋配置方向に傾斜した方向で探査した場合などに得られた値が信頼性がない、もしくは
曲解されてしまう等、不確実な情報・データは内部ソフトウエアで処理されず表示されません。
つまり、精確なデータのみ数値表示されます。

※探査方向に直角に配筋された鉄筋に対して鉄筋径は決定される。
但し鉄筋間隔(d)は、少なくとも埋め込み深さ(T)の1.5倍が必要 : d≧1.5T  
鉄筋間隔がこれより小さい場合、信号は重複し、鉄筋径を信頼性高く決定されない。
よって、当探査機モニタのスクリーンに値は表示されない。

※探査方向に直角に配筋された鉄筋のかぶり厚は決定される。
但し鉄筋間隔(d)が少なくとも埋め込み深さ(T)と同等以上必要である。 : d≧T  
鉄筋間隔がこれより小さい場合、信号は重複し、かぶり厚及び鉄筋径は信頼性高く決定されない。
よって、当探査機モニタのスクリーンに値は表示されない。

※境界効果の結果、鉄筋の端部当たりでは信号は曲解される。
<depth/diameter>機能は、鉄筋の端部までの距離と少なくとも同等であれば値を与える。

[鉄筋探査機PS200システムで測定できる範囲]

 

鉄筋径(mm)

6

8

10

12

14

16

20

25

28

32

36

イメージ画像として解析できる最大深さ(mm)

130

136

142

148

154

160

160

160

164

172

180

コンクリートかぶり厚を解析できる最大深さ(mm)

90

94

98

102

106

110

110

110

118

134

150

鉄筋径を解析できる最大深さ(mm)

60

60

60

60

60

60

60

60

60

60

60

 

 


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